2018-06-14

少女コレクション序説

澁澤龍彦「少女コレクション序説」を読んだ。

少女というからっぽなobjetのコレクション。
その窮極としての人形愛。
バランスを取るかのように、sujetはナルシシズムへと向かう。

ひたすらにobjetを蒐集するのは、確固たるsujetになるためだろうか。

人形を愛する者と人形とが同一なのであれば、sujetとobjetは表裏一体ということなのだろう。

No comments:

Post a Comment