2019-08-14

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展

三菱一号館美術館でマリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展を観てきた。

やはり「デルフォス」やテキスタイルが目を引くが、舞台装置やデスクライトなどの発明家・エンジニアとしての仕事も豊富なのが面白い。細やかなプリーツを特徴とする「デルフォス」が、200mm立方ほどの小さな箱へと捩れて収まっているあたりに、収納の仕方までを見据えたエンジニアリングを感じる。折り紙にも通ずるfoldの極致だ。クラシカルな素養はもちろんのこと、発明家やエンジニアとしての視点があればこそ、「デルフォス」が画期的なファッションデザインとしてまとまったのではないかと思う。


2019-08-13

千夜千冊エディションチャレンジ

松岡正剛氏の千夜千冊をテーマ毎に文庫化した「千夜千冊エディション」が出版されている。既刊は10冊だが、これを7月の一月で読み通す「千夜千冊エディションチャレンジ」を密かに実行していた。結果としては、読破に一月半。関連して購入したのは、44冊の本と2枚の能のチケット。締めて10万3479円也。

読書量、知識量、編集力、語彙力、…。入力から出力に至るあらゆる局面において、氏の情報遣いとしての圧倒的な巧みさを感じる。
精進の足りないことを身に沁みて、「神と理性」を十日ほど待つ。

2019-08-08

代名詞

曖昧見舞い
結う結わう結わず
ウイアは明日会わず