2016-07-30

何が正しいか

人生においては、往々にして何が正しいかがわからなくなる。
でもそれは、正しいとは何かが納得できることによって、
そもそも悩みどころではなくなる。

それを私は小坂井敏晶の著書を読んで納得した。
何度でも言おう。
正しいからコンセンサスに至るのではない。コンセンサスが
生まれるから、それを正しいと形容するだけだ。
小坂井敏晶「責任という虚構」p.166
あらゆる知識は、常に何らかの正しさを土台にせざるを得ない。
だからこそ、知識自体をどれだけ有しているかよりも、どれだけの
発想を有し得るかの方を、遥かに大切にしたいと考えている。

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