2018-02-25

世界は上手くできている

世界は上手くできているという判断の基準は、その当の世界の情報を元にして形成されている。世界がどんなものであろうと、その情報を元に学習して形成された判断基準に従って判断する抽象機関にとっては、世界は上手くできていると感じられるのではないか。

判断基準とは、受け取った情報に対する判断の履歴が作り出す、判断の偏りのことである。それは、これまでもこれからも変化するものであるはずだが、変化は忘却されやすい。

これまでの変化の忘却は世界五分前仮説へ、これからの変化の忘却は決定論へと繋がる。

生者の前に死者がいたことが、
生者が後に死者になることが、
忘れ去られることのなきよう。

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