整合した体系は、不整合なものよりも理解しやすい。
むしろ、不整合だらけの現実から切り出した、幾分整合的なサブセットを全体に重ね合わせようとする過程のことを、意識による理解と呼ぶべきだろう。
整合的なサブセットとはつまりイデアル=理想であり、整合性の判断基準に応じて様々な理想が立ち上がる。
あるイデアルを固定化して、現実を理想に合わせるフィードバック回路を形成することは可能だろうか(これはつまり、商環をつくることと同じか)。意識が自身についてそれに失敗し続ける過程は、自己嫌悪と呼ばれる。
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