位相空間から台集合への忘却関手をFとすると、集合を密着空間とみなす関手GはFの右随伴で、集合を離散空間とみなす関手HはFの左随伴である。
空集合と全体集合だけが開集合である密着空間は、皆が同じ意見をもつとする全体主義のようであり、任意の部分集合が開集合である離散空間は、どんな異論も許される自由主義のようである。
いずれの両極端も望ましいとは思われないが、右随伴が全体主義で左随伴が自由主義というのは示唆的である。
2018-07-26追記
nLabにも、cofree functorを“fascist functor”と呼ぶというジョークが紹介されていた。
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