2017-12-31

局所化

何かを判断するための判断基準について、地球規模で
共有することをグローバリゼーション、地域ごとに調整
可能にすることをローカリゼーションと呼ぶことを
踏まえると、近代以降の傾向は局所の大域化と呼ぶのが
妥当である。

しかし、それは西洋という局所から見たときの感覚で
あって、グローバリゼーションによって判断基準の変化を
余儀なくされる側からすれば、大域の局所化である。

さらに、「個人」がそうであるように、「局所」もまた、
何らかの判断基準を共有することで一つのものとして
認識されるのだとすれば、「地球規模で判断基準を共有
すること」は、局所化と言った方がしっくりくる。
果たしてそういった尺度は一意に存在するだろうか。
その尺度の一意性が成立する範囲のことを、個人と呼ぶのかもしれない。
An At a NOA 2016-10-04 “不気味の谷

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