2016-10-20

問題設定

「社会に出ると答えのない問題が多い」
と言われることが多いが、あれは少し短絡しているように思われる。
実際には、問題設定が与えられない事柄が多いだけであって、
問題設定がなされ判断基準がはっきりすると、答えは自ずと定まる。
より正確には
「社会に出ると問題設定がはっきりしないため、答えが一意的には
定まらない問題が多い」
というところだ。

問題設定を他から借りてくるというのは、教育を受ける立場に
留まるのと同じだ。
それよりは、自分で問題設定を行うのが、実装された意識を
使ってできることの中で最も楽しいことだと思う。
それはつまり、悩むということと同義だ。

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