2017-09-15

タイムマシン

ある判断機構を形成するにあたって、意味付けだけでは
膨大な数の抽象が必要だったのに対し、理由付けという
投機的短絡による抽象によって、圧倒的に少ない数で
済むようになった。
それによってエントロピーを急速に増大させることが
できるようになったという意味では、理由付けは一種の
タイムマシンだとも言える。

近代以降の急成長は、理由付けによってエントロピー増大が
加速したというだけのことなのかもしれない。
一つの物理的身体が接することのできるエントロピー増大量
という意味では、物理的身体の寿命は見かけ以上に遥かに
長くなったと捉えることも可能だ。

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