この差はローカルへの依存度に因るものだと思う。「MSがWindows 10にアップデートさせるのは消費者保護の観点からだめだ」— fkm (@fkm) 2016年6月1日
vs
「キャリアがAndroid OSのアップデートをしないのは消費者保護の観点からだめだ」
Fight!
スマートフォンはローカルファイルへのアクセスを意識することが少ない。
iOSはわからないが、Androidに公式のファイラがないあたりにも
そのことが表れている。
しかし、データ以上に違いが顕著なのはアプリケーションの方だ。
Androidのアプリケーションは一般的にはGoogle Playからダウンロードして
インストールすることが多い。
Windowsのアプリケーションも最近ではウェブからダウンロードする形式の
ものが増えているが、データがリモートで完結するものはまだまだ一般的ではない。
そして何よりローカルにしばられているのがOSそのものだ。
既にWindowsもローカルには縛られていないとは言え、歴史的経緯により、
WindowsPCはローカルと強く結びついている。
それは、Windows95以来の伝統だ。
1995年当時、ネットワークは規模と速度の点で圧倒的に性能が足りていなかった。
その時代に個人個人の端末として普及させるには、PCは手元に存在するものであり、
ネットワークはそこから繋がるものというイメージで売られる以外になかったはずだ。
ローカルをネットワークから切り離すというイメージ戦略は、近代的な人間像と通ずるところがある。
PCの世界では、Windowsは大苦戦中だと言ってよい状況だ。
人間が近代的な人間像から抜け出すのも、同程度以上の困難をはらんでいるに違いない。
もしこの比喩が妥当なものであるなら、通信速度の爆発的上昇は、人間のシンクライアント化を
もたらすだろうか。
p.s.
Twitterの埋め込みに対してBloggerからHTTPSでないという警告が
出るようになった。次から別の方法を検討しよう。
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