2016-01-08

先日の六方位の記事で出た「前」についての話。

空間では顔がある方を前、
時間では過去を前と呼ぶのが、
進む方向という定義からはずれてしまう。

空間と時間の前の共通点とは、
次にすべき判断の材料となる情報が存在する
方向のことなのではないかと思う。

p.s.
情報といえば、「通信の数学的理論」で有名な
ワレン・ウィーバーの言に、以下のものがあるらしい。
共通の基礎の上にそれぞれ別個の高い塔が複数あり、それぞれに人が住んでいるとしよう。彼らが互いに対話しようとする場合、それぞれの塔から周囲に向かって声を張り上げるだろう。しかし音では最も近い塔に届くのも難しく、対話は遅々として進まない。しかし、塔から降りて外に出れば、大きな基礎があり、全ての塔がその基礎の上にあることがわかる。こうして彼は同じように塔から降りてきた人々と有意義な対話を簡単にできるようになる。
この話、自動翻訳の記事を書いたときに考えたことに近い。

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