リューベン・オストルンド「ザ・スクエア」を観た。
ザ・スクエアは、失くした時に顕になるのか。あるいは、暴かれることで失われるのか。
いずれにせよ、大いなる唯一のザ・スクエアを失くした時代においては、それを取り戻そうとする行為と、それを取り壊そうとする行為の、いずれもが同様に通信不全をもたらす。
ザ・スクエアなしに通信可能性を手に入れるには、その時、その場所で、その人々が、それぞれのア・スクエアをつくる他ない。
クロノスだと思い込んでいたものが、カイロスであったことを思い出さなければならない。
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