2016-02-18

ansatz

昨日見たインターステラ−に関連して、ホログラフィック原理の
論文を読んでいたらansatzという単語に出会った。
The holographic principle

元々ドイツ語らしいのだが、wikipediaによると、
 それがもたらす結果によって検証される推測
というくらいの意味のようだ。

微分方程式を解くときに突如として現れる、
「ここで解の形をAsinθ+Bcosθと仮定すると〜」
でいうところの、Asinθ+Bcosθがansatzである。
他にも、物理や数学の問題や解を記述するための
方程式、理論、値など、最初にえいやで設定されて、
とりあえずそれを当てはめてみたら結果的に整合する
結果が得られるようなものであれば何でもよいようだ。

bethe ansatzはベーテ仮説と訳されることが多いようだけど、
hypothesisとも少しニュアンスが違う気がする。

ただの当て字だけど、「暗察」というのはよい日本語訳になりうると思う。
明察が「真相を見抜いた推察」を意味するのに対し、
「よくわからないけどこれなら上手くいくだろうという推察」
という何ともふわっとしてるけど鋭いあたりが抜群にはまる。

No comments:

Post a Comment