特典映像のRebuild of EVANGELIONが興味深い。
実写ではできない表現手法だ。
視覚的には、映像が具体的なものになる過程である一方、
庵野秀明の考える世界観の抽象化が進んでいく過程とも言える。
そもそも、抽象過程によって構造が象られることで、意味という差異の
認識が可能になり、個々の具体ができあがるのだから、抽象の対極に
あるのは、L.C.L.還元のような解体の過程である。
「情報が存在している」という言及すら不正確さを含んでしまうようなこの状態が、L.C.L.還元された状態だろうか。
在り方で、端的に情報が在るようなイメージだ。
それを抽象することが秩序を生み、それがすなわち生命である。
An At a NOA 2016-08-27 “ぼくらは都市を愛していた”
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