2016-04-29

chrome on android

今朝androidのchromeをバージョン50.0.2661.89に上げた。

アップデート内容は
バグの修正と高速なパフォーマンスのための改善を行いました
とだけ、しれっと書いてあるのだが、ページ遷移の高速化が凄まじかった。
何だこれっていうレベルで違う。AMPとか関係してるんだろうか。

まあandroidではフラグシップ機にあたるnexusで最新のos使ってるんだから、
このくらいの先鋭感は欲しいところ。

p.s.
と思ったけど、実は変わったのはGoogleアプリの方なのかもしれない。
Google検索のアプリ内で直接ウェブサイト閲覧ができるようになったため、
アプリをスイッチする時間がなくなった分、速くなったと感じるのかもしれん。

2016-04-28

vim +kaoriya on linux

前回vimをコンパイルした際はmercurialを使ったが、
既にgithubに移行して久しいので、gitを使ってlinuxに
+kaoriyaのvimをインストールした。

下記のサイトにほぼ解説が載っているが、githubにある
koronさんのリポジトリ(koron/vim-kaoriya)を使ってやってみる。

参考: ArchLinuxでKaoriya-Vimをビルド(Git版)

1. guiltをインストール
$ git clone https://github.com/koron/guilt.git
$ cd guilt
$ make install
2. vim-kaoriyaをセットアップ
(~) $ git clone https://github.com/koron/vim-kaoriya.git
(~) $ cd vim-kaoriya
(vim-kaoriya) $ git submodule init
(vim-kaoriya) $ git submodule update # 必要なものがいろいろとまとめて入るので便利
(vim-kaoriya/vim) $ cd vim
(vim-kaoriya/vim) $ git checkout master
(vim-kaoriya/vim) $ git checkout -b v7-4-1796-20160428 # 一応branchを切っておく
(vim-kaoriya/vim) $ git config guilt.patchesdir ../patches
(vim-kaoriya/vim) $ guilt init # ../patchesに/v7-4-1796-20160428ができる
(vim-kaoriya/patches) $ cd ../patches
(vim-kaoriya/patches) $ cp master/* v7-4-1796-20160428
(vim-kaoriya/vim/src) $ cd ../vim/src
(vim-kaoriya/vim/src) $ guilt push -a # ここでパッチが当たる。 7.4.1796だと問題が出ない
(vim-kaoriya/vim/src) $ make autoconf
3. vimをコンパイル、インストール
(vim-kaoriya/vim) $ cd ..
(vim-kaoriya/vim) $ ./configure --with-features=huge --enable-gui=gtk2 --enable-multibyte --enable-perlinterp\
 --enable-pythoninterp --enable-rubyinterp --enable-luainterp --with-lua-prefix=/usr --with-luajit --enable-fontset\
 --enable-fail-if-missing
(vim-kaoriya/vim) $ make
(vim-kaoriya/vim) $ sudo make install
$ vim --version
とすると、+kaoriyaでインストールできていることが確かめられる。

・mercurialを使った方法に比べると劇的に楽である。ありがたい。

・参照したサイトでも触れられているが、vim/srcディレクトリで./configureしても
 うまく行くものの、make autoconfの結果が反映されないようだ。
 +migemoでコンパイルしていないので、関係ないのかもしれない。

・普段はgvimを使うので問題ないのだが、端末のvimでの日本語表示が
 できず、◆に?が入った記号が表示される。
 1つ気になるのが、--enable-fontsetでコンパイルしたはずなのに
 バージョンを確認すると-xfontsetになっている点だ。
 これ、関係あるだろうか。

2016-07-15 追記
最後の件、デフォルトのencodingがeuc-jpになっているせいだった。
set encoding=utf-8にすることで解決。

2016-04-27

vimでインクリメント/デクリメントのその後

かつてvimの矩形選択でインクリメントとデクリメントが
できるようになったときに記事を書いた。

そのときは7.4.754で試していて挙動がおかしいと
思う点についてつらつらと書いたのだが、先日7.4.1721で
コンパイルし直したので、同じ内容の操作を試してみた
ところ、すべてのケースで望み通りの結果になるように
修正されていた。
(てっぺんを追いかけているわけじゃないので、どのバージョンで
直ったのかはわからない)

特に、
あと、個人的には、
    0.100
    0.200
    0.300
で1,2,3を矩形選択したときに、
    0.200
    0.300
    0.400
になって欲しい。
の件が反映されていたのは嬉しい。

2016-04-25

訴訟

MicrosoftとGoogle、世界での法的争いを終了すると発表


こういう辺りは本当に賢いと思う。
司法という従来の評価基準に従って運用していたら
いつまで経ってもそこから抜け出すことは不可能だ。
テック企業として、変わるべき方向を示しながら、
既存の仕組みと整合性を保つのは重要だが、
それに迎合しているようでは次の時代の基準になる
素質はないと感じられる。

彼らが、これまで用意されてきた土俵とは違う場所で
競争するようになれば、国を本格的に置いてきぼりにできるだろう。

2016-04-22

デジタル教科書

デジタル教科書が2020年度から導入されるらしい。
日経新聞の記事


技術の変化が常に先行し、人間はそれに合わせて変化
してきたことを考えると、電子書籍の本格的な普及は
こういったところから始まるのかもしれない。

文字の読み書きを端末で覚えた世代でも、紙の本に
利点を見出すようであれば、紙はまだまだ生き残れるだろうが、
果たしてどうなるだろうか。

書く(というか出力する)方では読む方に比べて電子化が
進んでいるように思えるが、「読み書き」ではなく「読み打ち」
とかになっていくだろうか。
電子的には人間から手書きで出力して端末側でクラスタリングして
文字列データに変換するよりも、直接文字列データを打ち込む方が
処理は速い。現状は端末側に文字認識や音声認識のフィルタを
実装する流れも大きいが、人間側にインプットメソッドを実装する
ことも、magic leapなんかはやりかねない。

もう教科書に鉛筆で落書きをすることもなくなるのかね。

2016-04-21

理解

「すべてがFになる」の冒頭で、真賀田四季は
「真実というものは他人の理解とは無関係です」
と言った。

事実をありのままに伝えるというのはそもそも
不可能なので仕方ないが、世の中あまりにも
他人からの報告に振り回され過ぎだと感じる。

昔は情報源が少なかったために、振り回されている
ことに気づくことも少なかったが、ウェブサイト、
twitter等、有象無象の情報源ができたことで、
右を向いては左を向くの繰り返しである。

善意がデマを拡散する結果となった、と言われる
こともあるが、善意とは極めて主観的な評価であり、
自分の善意は必ずしも他人のものとは一致しないし、
善意への狂信が悪意への狂信よりも悪質な可能性が
あるのは、正義と悪の場合と同様である。

本当に重要なことは拙速に決める必要はない。
そもそも2値で決められないことも多いのに、
自らわざわざ2クラス問題に落としこむことはないのだ。

2016-04-20

magic leap 2

Magic Leapに関する続報がWIREDに上がっている。

http://video.wired.com/watch/making-sense-of-the-new-reality
http://video.wired.com/watch/inside-magic-leap
http://video.wired.com/watch/magicleaptwo

うーん、こういうのを見ているとヘッドマウントディスプレイタイプの
VR、ARデバイスは、かつての肩掛け式の携帯電話みたいな
ものなんじゃないかと思えてくる。

人間への入力は解決可能に思えるが、人間からデバイスへの
出力はどうするんだろうか。
視線や脳波等による出力は(前にも書いたが)ノイズのフィルタリングが
難しいように思える。

攻殻機動隊では笑い男が視覚を奪いながら逃走したが、
そんな犯罪もいつか本当に起きるかもしれんね。