2018-06-12
セーラー服と女学生
弥生美術館で開催中の「セーラー服と女学生」を観に行ってきた。
大正期のセーラー服は着物にも似ているという江津匡士の話は、なるほどなあと思う。プリーツスカートなんか女袴そのものだ。
肌の露出が少ないことやスタイルが強調されないこと、黒髪や三つ編みが似合うことなどが、抑制された感じを醸し出すことで、対象はオブジェに近づく。
澁澤龍彦が「少女コレクション」と呼んだ情熱が、セーラー服と女学生の結びつきをここまで定着させたのではないかという気もしてくる。
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