2024-01-03
雲と鱗
›
史上最も難産であった。 雲のいづこに 辰宿るらむ
2023-09-04
キャラ化する/される子どもたち
›
土井隆義『キャラ化する/される子どもたち』を読んだ。 キャラクターのキャラ化の話は、モデル論みたいだなと思った。木村英紀『モデルの現実性について』を参照すると、モデルとは「無限の情報をもつものを有限の情報で表現する情報圧縮のプロセス」である。普遍の物差しが提供する圧縮プロトコル...
2023-08-28
いい子のあくび
›
高瀬隼子『いい子のあくび』を読んだ。 以前、性善説と性悪説について書いたことがある。両者はいずれも個人ではなく集団の特性をいうものであり、前者は固定化、後者は発散の傾向を取り上げる。 An At a NOA 2017-08-16 “ 性善説と性悪説 ” 本書では、「いい子」の対...
2023-07-23
ハンチバック
›
市川沙央『ハンチバック』を読んだ。 情報世界に対する物理世界の重さの描写が鋭い。マチズモとか摩擦とか堕胎とか、生きている現実(=物理世界)とライターとしての著述(=情報世界)の対比。それに加え、この作品(=情報世界)と作者(=物理世界)の対比。そのオーヴァラップが作品の強度につ...
2023-07-14
現実
›
現実とは情報の斉一性を共有した状態のことである。 自然の斉一性Uniformity of Natureに論理的根拠がないように、情報の斉一性Uniformity of Informationも論理的に帰結するものではなく、バラバラであっても不思議でないものたちが一つのかたちをな...
2023-01-02
微妙に違う
›
迎春のようで迎春でない。 ミッフィーのようでミッフィーでない。
2022-09-02
ego
›
エゴとはつまり局所最適化のことである。
›
Home
View web version